メダカを飼うにあたって、『メダカについて知っているか?』と問われたら、「田んぼや川に住んでいて、どこにでもいる魚」ぐらいの認識の方も多いと思います。私もメダカを飼うまではそう思っていました。
実は上記の答えは正解なんですが、最近では絶滅危惧Ⅱ類に指定されるほど、数が減少しているんですね。この実態はお聞きするとびっくりされる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、メダカを飼育する上で、知らなくてもいいですが、知っておいくといい、メダカの実態についてまとめました。
メダカはどんな魚?生態は?
メダカは昔から田んぼや川といった至るところで見かけられました。江戸時代の浮世絵にも描かれているほど、日本人には馴染み深い魚なんですね。
確かに僕が子供の頃は、田舎のばあちゃんの家の近くには川や田んぼがたくさんあって、お父さんと川遊びでメダカやザリガニを獲っていました。馴染み深いといえば馴染み深い魚ですよね!
漢字で書くと「目高」と書きます。他の魚と比べると、目が上の方についているからなんだそうです。
言われてみれば、目が上の方についているような、ついていないような・・・。メダカに興味がなければ、マジマジめだかの目なんて見ませんから分からないですよね!
また、メダカは日本各地で5,000以上の方言がある魚として知られています。
5,000以上の方言とはすごい!!でも僕は『めだか』の呼び方しか知りません^^;
メダカの寿命は1年~2年ぐらいとされていますが、飼い方(飼育環境)によっては、3年~4年は生きることもあります。
屋内で飼育した場合は、気温変化も少なく外敵もいないから長生きするのかも。
メダカの良いところは生命力。もちろん個体差はあるので、弱いものもいますが、基本的に、田んぼから生活用水の流れ込む川や海水の混ざり合う河口付近の川にも生息しています。また水温の変化(季節によっての高温から低温まで)にも順応できる適応力の高さもメダカの特徴です。
ちなみに水温が3℃以下になると、葉の下に隠れ冬眠をします。
ダツ目科で、サンマとサヨリの海水魚と同じ分類となっています。
確かにメダカはいろんなところにいましたね。生活排水が流れるような側溝で泳いでいるのを見た記憶がありますよ。しかし、サンマなどと同じ種類というのは驚きですね!メダカも大きく育つ魚だったら、食べると美味しいのかもლ(´ڡ`ლ)
オスとメスの見分け方
オスは背びれの付け根部分に切れ込みが入っている。また尻ビレは長方四角形のような形をしています。
メスの背びれはオスのように付け根部分に切れ込みはありません。また尻ビレは雄に比べ幅が狭く、後ろに向かって小さくなっている形をしています。
メダカの飼育を始めた際に、よーく見てみると見分けることができると思います。
まとめ
メダカは日本人にとって昔から馴染みのある魚です。
江戸時代では、めだか釣りという大人の遊びが流行していたとか。関東ではメダカ釣りが残っており、亡くなられた落語家の桂歌丸さんも幼い頃横浜でメダカ釣りをしていたそうです。
めだか釣りとは粋ですね。さすが江戸っ子!どんな釣り方をしていたのか興味ありますね!エサは?仕掛けは?気になります^^
さてさて今回は知らなくてもいいけど、知っておくと飼育に助かる豆知識みたいな、めだかの実態ついてまとめさせていただきました。いかがだったでしょうか?
飼育を行っていくと、必ずメダカの繁殖にぶち当たります。『そろそろ繁殖の時期なんだけど、卵産まないなと思ったら、全部オスだった!』とならないようにオスメスの見分け方は覚えておきましょう!
ペットショップで売られているメダカは、店員さんに言えばオスメス入れてくれます。中にはオスメスの指定は出来ませんと表示している店舗もありますが、買って帰ったら全部オスだったってことはないですよ^^